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生化学

検査項目名称 総分岐鎖アミノ酸
/チロシンモル比
(BTR)(BCAA/TYR)
コード 06485
統一コード 3C047-0000-023-271
検体必要量(mL)容器 / 保存
血清 0.5
B-1 S-1
採取条件・提出条件 / 備考 溶血は高値の影響があります。
所要日数 2~3
検査方法 酵素法
基準値 補足情報参照
実施料 / 判断料 283 判生Ⅱ

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コンペンジウム

高値
低値 ■非代償性肝硬変症、劇症肝炎は著明に低下 ■急性肝炎 ■慢性肝炎 ■代償性肝硬変症では軽度から中等度に低下
解説 肝はアミノ酸代謝の主要臓器の一つであり、肝の異常により血中のアミノ酸組成に変化が生じる。
チロシンおよびフェニルアラニンなどの芳香族アミノ酸(AAA:Aromatic amino acids)は主として肝臓で代謝されるアミノ酸で、肝障害によって血中 レベルは上昇する。これに対してバリン(Val)、イソロイシン(Ile)、ロイシン(Leu)などの分岐鎖アミノ酸
(BCAA:Branched-chainaminoacids)は筋、脂肪組織で代謝分解(特に空腹時)され、血中レベルの低下するアミノ酸である。
Fischer比とよばれるBCAA/AAA比は肝不全の指標として利用されている。
BCAA/チロシンモル比の臨床的意義はFischer比と同等であることが確認されている。

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