ビタミンC(アスコルビン酸)

生化学

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コンペンジウム
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検査項目名称

ビタミンC
(アスコルビン酸)

コード

00577

統一コード

3G060-0000-023-204

検体必要量(mL)容器 / 保存

血清 0.7

S-1

採取条件・提出条件 / 備考

シュウ酸二水和物1mg（結晶粉末2～3個）を入れた分離用容器（S-1）に血液8mLを入れ、速やかに混和、遮光冷蔵保管。血液が凝固し始めたら速やかに遠心分離を行い、血清を分注し遮光凍結保存して、ご提出ください。
シュウ酸の入れすぎにご注意ください。
なお、シュウ酸は予め貴施設でご準備いただく必要がありますので、ご了承ください。
必ず提出日に採血を行ってください。

所要日数

3～9

検査方法

HPLC法

基準値

4.7～17.8
μg/mL

実施料 / 判断料

305 判生Ⅰ

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コンペンジウム

高値
低値	■壊血病
解説	ビタミンCは化学名がアスコルビン酸で、還元剤として抗酸化反応を示す。骨芽細胞、線維芽細胞の増殖を促進、特にコラーゲンの生成と維持に必須であり、カテコールアミン合成や造歯細胞の機能維持にも必要である。また、葉酸の酸化還元に関与して造血作用とも関連がある。コラーゲン蛋白の架橋合成にはビタミンCと鉄が必須であるため、欠乏すると結合織が脆くなり、歯茎や鼻腔から出血を起こす壊血病になる。尚、ビタミンCは、薬剤、健康食品のほか、防腐剤としても広く用いられており、患者本人の認識がないまま投与されている可能性を考える必要がある。

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