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生化学

検査項目名称 鉄(Fe)
コード 00435
統一コード 3I010-0000-023-271
検体必要量(mL)容器 / 保存
血清 0.5
B-1 S-1 (1か月)
採取条件・提出条件 / 備考
所要日数 1~2
検査方法 比色法
基準値 M:60~210F:50~170
μg/dL
実施料 / 判断料 11 判生Ⅰ

容器画像

コンペンジウム

高値 ■ヘモクロマトーシス ■悪性貧血 ■再生不良性貧血 ■急性肝炎初期 ■薬剤性肝障害
低値 ■鉄欠乏性貧血 ■妊婦貧血 ■RA ■多発性筋炎(皮膚筋炎) ■慢性消耗性疾患 ■肝硬変 ■悪性疾患末期(とくに多発性骨髄腫)
解説 鉄は血色素(ヘモグロビン)を形成する重要な元素である。通常3価(Fe3+)の化合物として食物より摂取され、胃液中の塩酸により3価の鉄イオンとして血中に運ばれる。血清鉄はトランスフェリンと結合して存在するが、正常ではトランスフェリンの約1/3が鉄で飽和されているに過ぎない。そしてこの未飽和の部分を鉄に換算した値を不飽和鉄結合能(UIBC)と呼ぶ。総鉄結合能(TIBC)=血清鉄+不飽和鉄結合能(UIBC)であるので、血清鉄とTIBC、あるいは血清鉄とUIBCのいずれかの組合わせで測定すればよい。
血清鉄は性差がやや著しいが、50μg/dLを大きく下まわり、UIBCが増加している場合は鉄欠乏性貧血が疑われる。臨床的にはUIBCを測定し、そのデータを見るほうがわかり易い。

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