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感染症・ウイルス

検査項目名称 RSウイルス
CF
コード 04907
統一コード 5F430-1430-023-141
検体必要量(mL)容器 / 保存
血清 0.3
B-1 S-1
採取条件・提出条件 / 備考 ●補足情報参照
所要日数 3~5
検査方法 CF法
基準値 4倍未満
実施料 / 判断料 79 判免 ※

容器画像

コンペンジウム

高値
低値
解説 RSウイルス(Respiratory Syncytial Virus)は、呼吸器(respiratory tract)感染症患者から分離され、感染細胞が多核巨細胞(合胞体syncytium)を形成するという特徴からこのような名称がつけられている。通常、晩秋から早春に流行を起こし、年によって、その流行の時期と程度は違う。乳児の細気管支炎、肺炎の原因ウイルスで、乳児呼吸器疾患の約50%はRSウイルスによる。潜伏期は2~8日で、発熱、鼻汁などの上気道炎症状が数日続き、その後下気道症状が出現してくる。通常1~2週間で軽快する。しかし、2歳以下の乳幼児ではしばしば上気道炎から下気道炎に進展して細気管支炎、肺炎を発症し、特に6ヶ月以下の乳児では入院加療を必要とすることが珍しくない。
血清学的診断はCF法、NT法などにより行われるが、特に臨床上問題となる幼若小児では抗体の上昇が見られないことがあること、年長児の再感染で有意な抗体上昇を得られないことがあるため臨床上の価値は高くない。感染の判断には、急性期と回復期のペア血清における4倍以上の抗体価の上昇を確認する。

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補足情報

ウイルス抗体価のご依頼・ご提出にあたって 急性期(発病2~7日)と回復期(2~3週)の検体を同時測定し、回復期の抗体価が急性期の結果の4倍(2管差)以上に上昇したとき、血清学的に有意とみなします。急性期の検体は凍結で提出してください。
◇ウイルス検査の依頼コード、検体必要量については補足情報のウイルス検査一覧表をご参照ください。 (髄液でのご依頼も可能です。)
●CF法、HI法、NT法、FA法など、希釈倍数を報告する項目の基準値は、便宜上、「最低希釈倍率」で表示しています。
血清中ウイルス抗体価(定性・半定量・定量) 79 点(判断料 免疫学的検査)同一検体について8項目を限度として算定する。(対象となるウイルスの種類については補足情報の欄外をご参照ください。)又、同一検体について同一ウイルスに対する複数の測定方法を行った場合であっても所定点数のみを算定する。






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