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感染症・ウイルス

検査項目名称 単純ヘルペス
(HSV)
IgM/EIA
コード 05032
統一コード 5F190-1432-023-023
検体必要量(mL)容器 / 保存
血清 0.4
血清 B-1 S-1 ・ 髄液 S-1
採取条件・提出条件 / 備考 判定結果とともにインデックス値、(IgG抗体ではEIA価、IgM抗体では抗体指数)を併記しますが、これはウイルス抗原に対する抗体の反応の強さを表します。
所要日数 2~3
検査方法 EIA法
(捕捉法)
基準値 (-)
実施料 / 判断料 206 判免 ※

容器画像

コンペンジウム

高値
低値
解説 単純ヘルペスウイルス(HSV)は、ヘルペスウイルス科アルファヘルペスウイルス亜科に属するウイルスである。HSVにはHSV-1(1型)とHSV-2(2型)の2つの型があり、その自然感染部位は1型が上半身、2型は下半身とされている。1型は唇にできる口唇ヘルペスや、眼の角膜にできる単純ヘルペス角膜炎の原因となる。2型は陰部ヘルペスの原因となる。この違いは絶対的なものではなく、1型が陰部ヘルペスを起こすこともある。成人の血清抗体保有率は、1型は50~70%、2型は5~10%といわれている。その大部分は不顕性感染であるが、初感染発症の脳炎や性器ヘルペス等では重篤な症状を引き起こす。また、宿主の健康状態により様々な形で再発を繰り返します。
初感染の発病初期にIgM抗体価の上昇が証明されるが、しかし再発の場合でもこのような上昇が認められるので、IgM抗体価上昇はかならずしも初感染の証明にはならない。むしろIgM抗体の上昇は、HSVの活発な感染を示している時期と解釈する。IgG抗体については、ペア血清で4倍以上の有意上昇が証明できれば診断は確実である。これに対し、再発の時には高い抗体価が得られても、その前後で変動は見られない。これはIgG抗体が生涯持続するためである。

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補足情報


◇ウイルス検査の依頼コード、検体必要量については補足情報のウイルス検査一覧表をご参照ください。 (髄液でのご依頼も可能です。)
グロブリンクラス別ウイルス抗体価 206点(判断料 免疫学的検査)
ヘルペス・風疹・サイトメガロ・EB・麻疹・ムンプス・ヒトパルボウイルスB19・水痘帯状疱疹の8種類がありIgG型又はIgM型を測定した場合にあってはいずれか一方の点数を算定する。ただし、ヒトパルボウイルスB19は、紅斑が出現している15歳以上の成人について、このウイルスによる感染症が強く疑われ、IgM型ウイルス抗体価を測定した場合に算定する。
ウイルス抗体価(定性・半定量・定量)と併せて測定した場合にあってはいずれか一方の点数を算定する。(対象となるウイルスの種類については補足情報の欄外をご参照願います。)
グロブリンクラス別ウイルス抗体価は、同一検体について2項目を限度として算定する。





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