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感染症・ウイルス

検査項目名称
HBs抗原/CLIA
コード 00740
統一コード 5F016-1410-023-051
検体必要量(mL)容器 / 保存
血清 0.6
B-1 S-1
採取条件・提出条件 / 備考 B型肝炎ウイルス(HBV)感染の診断は、本検査による検査結果のみで行わず、HBc抗体測定等、他の検査結果及び臨床経過を考慮して総合的にご判断ください。
所要日数 1~3
検査方法 CLIA法
基準値 (-)0.05未満
IU/mL
実施料 / 判断料 88 判免 ※

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容器画像

コンペンジウム

高値 ■B型肝炎
低値
解説 HBs抗原は、B型肝炎ウイルスの外殻を形成する蛋白である。HBV粒子は、核酸を含む感染性の完全粒子(Dane粒子)の他、核酸を含まない小型球形粒子と管状粒子があり、HBs抗原はこの3種類の粒子全ての表面に存在する。CLIA法は、標識に化学発光物質を用いた高感度測定法である。その発光強度は検体中のHBs抗原量に比例するため、HBs抗原の定量が可能であり、結果は、WHOの標準品で較正されたIU/mLで表わされる。
HBs抗原が陽性であることは、現在のHBV感染を意味し、HBVキャリアの判定はHBs抗原陽性をもって行われる。HBV感染症においては最も基本的で重要な検査である。感染初期や進展した肝病変(肝硬変や肝細胞癌)では、HBs抗原量の産生量は多くない場合がある。HBs抗原が陰性であってもHBV感染症を完全に除外することはできないが、HBs抗原の測定法は高感度な方法を用いるのが望ましい。また、HBVのS遺伝子領域からHBs抗原が産生されるが、この領域に変異があった場合には測定に用いる抗体によって検出されない場合があるため注意が必要である。HBVの一過性感染者でHBs抗原が陰性となった後も肝臓内にはHBV遺伝子が存在し、HBs抗原陰性でのHBV感染状態をOccult HBV感染と呼ぶが、化学療法や免疫抑制療法によってHBVが再活性化することが近年問題となっている。

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補足情報



HBs抗原、HBs抗体、HBc抗体半定量・定量 免疫抑制剤の投与や化学療法を行う患者に対して、B型肝炎の再活性化を考慮し、当該治療開始前に各検査を同時に測定した場合は、患者1人につきそれぞれ1回に限り算定できる。

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