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血液学

検査項目名称 末梢血液一般検査
ヘマトクリット値
(Ht)
コード 00304
統一コード 2A040-0000-019-301
検体必要量(mL)容器 / 保存
血液 2.0 (EDTA2K加血)
B-8
採取条件・提出条件 / 備考 完全溶血もしくは影響が大きい場合には検査不能となります。血球凝固は測定データに影響を及ぼすため検査不能となります。採血後速やかにご提出ください。
所要日数 1~2
検査方法 赤血球パルス波高値検出法
基準値 M:40.4~51.9
F:34.3~45.2
%
実施料 / 判断料 21 判血

容器画像

コンペンジウム

高値 ■脱水 ■赤血球増加症(真性赤血球増加症、二次性赤血球増加症)
低値 小球性低色素性 ■鉄欠乏性貧血 ■慢性出血性貧血 ■妊婦貧血 ■鉄芽球性貧血正球性正色素性 ■急性出血性貧血 ■溶血性貧血 ■再生不良性貧血 ■赤芽球癆 ■各種二次性貧血(腎、内分泌、自己免疫性、肝、悪性などの各疾患に伴う貧血)
大球性高色素性 ■巨赤芽球性貧血(VB12欠乏による悪性貧血、葉酸欠乏による巨赤芽球性貧血) ■老人性貧血の一部 ■悪性疾患に伴う貧血の一部
解説 赤血球数は骨髄で造血幹細胞から産生され、骨髄中で確認できる核を有する前赤芽球から赤芽球を経て血液中の核を持たない赤血球へと分化する。中央がくぼんだ円盤状の形態をしており、酸素や二酸化炭素の運搬などを担い、約120日間の寿命の後、脾臓で処理される。貧血、多血症診断における基本的な検査であるが、評価はヘモグロビン(Hb)、ヘマトクリット(Ht)、赤血球恒数(指数)などとともに総合的に行う。               赤血球数は年齢・性によって基準値は異なる。
赤血球の減少(貧血)は造血障害、出血、破壊の原因からなり、増加(多血症)には絶対数的多血症と相対的多血症がある。
赤血球系検査値の異常で最も頻度が高い貧血は、WHOの基準に準じてHb量で判断するが、日本における貧血の基準は成人男子は12.5g/dL以下、成人女性では11.5g/dL以下が一般的である。ただし、個人差が大きい点に注意する。 Hb量が低下している場合には、貧血の種類を赤血球恒数(指数)の一つであるMCV値で判断するのが一般的である。MCVが80(ないし83)~100fLの貧血を正球性貧血とよび、これ未満を小球性貧血、超えるものを大球性貧血とよぶ。
赤血球恒数(指数)は、RBC、Hb、Htの相互関係より、次の3種類が求められる。         <赤血球恒数(指数)>
平均赤血球容積:MCV(fL)=Ht(%)/RBC(10の6乗/μL)×10
平均赤血球血色素量:MCH(pg)=Hb(g/dL)/RBC(10の6乗/μL)×10
平均赤血球血色素濃度:MCHC(%)=Hb(g/dL)/Ht(%)×100

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