検査項目名称 | プラスミン・プラスミンインヒビター複合体 (α2PIC) |
|||
---|---|---|---|---|
コード | 02289 |
|||
統一コード | 2B280-0000-022-062 |
|||
検体必要量(mL)容器 / 保存 |
|
|||
採取条件・提出条件 / 備考 | ◆ |
|||
所要日数 | 2~3 |
|||
検査方法 | ラテックス凝集法 |
|||
基準値 | 0.8以下 μg/mL |
|||
実施料 / 判断料 | 150 判血 |
高値 | ■DIC ■肝疾患(とくに肝硬変) |
---|---|
低値 | |
解説 | PICは線溶系の活性亢進を示す分子マ-カ-である。 プラスミン・α2-プラスミンインヒビター複合体とは生体では凝固系と線溶系がバランスをとりながら血栓-止血機構が調節されている。凝固系の中心がトロンビンであるならば、線溶系の中心はプラスミンである。しかしプラスミンの血中半減期は僅か0.1秒であるので、このプラスミンを直接測定することができない。プラスミンはα2-プラスミンインヒビター(α2PI)と結合してプラスミン・α2PI複合体となって不活性化されるためであるが、幸いこの複合体の血中半減期が約6時間であり、したがってこれを指標とすることによって線溶系の亢進状態を推測することができる。ただしプラスミン・α2PI複合体の増加は、一次線溶ならびに二次線溶を反映するので、この鑑別にはD-DダイマーやTAT測定などの併用が必要である。 |
◆血液学的検査の血漿材料について
B-11容器使用は、全てクエン酸Na血漿です。
保存安定性については-20℃で2週間、-70℃以下で6か月とし、PT、APTTについては、-70℃で12か月となります。(CLSIガイドライン H21-A5)
採血方法は下欄をご参照ください。
| 前画面に戻る |
| 検査項目検索TOPへ戻る |
Copyright© BML,INC All Rights Reserved.