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一般検査

検査項目名称 沈渣
コード 00256
統一コード 1Z233-0000-054-920
検体必要量(mL)容器 / 保存
十二指腸液(胆汁) 8.0
S-S
採取条件・提出条件 / 備考 沈渣は経時変化があるため、参考値としてご利用ください。
所要日数 2~3
検査方法 鏡検法
基準値
実施料 / 判断料

容器画像

コンペンジウム

高値
低値
解説 胆汁は肝・胆のうから分泌される消化液であるが、十二指腸に至るまでに総胆管と膵管とが合流するため、胆汁と膵液、十二指腸液を分けて採取することは困難である。
肝から肝胆汁として一日に500mL~1000mL程度分泌されるが、大部分は胆のうに入って約5~10倍濃縮・貯留されて、食餌等の刺激により十二指腸に排出される(胆のう胆汁)。胆のうに入らなかった分はそのまま総胆管に流入し、十二指腸に排出される。
十二指腸ゾンデを用いて25%硫酸マグネシウムによる刺激試験を行う場合、刺激前に採取されるのは総胆管に入っている肝胆汁(胆管胆汁:A胆汁)で、A胆汁の排出を確認後、25%硫酸マグネシウムを注入すると胆のう胆汁(B胆汁)が排出される。B胆汁が排出された後、続いて肝胆汁(胆管胆汁:C胆汁)が排出される。
胆汁中の沈渣は採取後、速やかに遠心分離して実施され、沈渣に上皮細胞、白血球などが多くみられる場合は炎症性病変の存在が疑われ、十二指腸炎、胆道炎、胆石症、急性肝炎などが考えられる。胆砂がみられる場合は、胆石症が疑われる。また、ランブル鞭毛虫の虫体や肝吸虫の虫卵がみられる場合がある。細菌が認められる場合は、口腔からの混入などに注意して評価する必要がある。

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