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微生物

検査項目名称 好気性菌培養・同定

消化管からの検体
コード 08030
統一コード 6B010-6002-099-742
検体必要量(mL)容器 / 保存
補足情報参照
F-7 S-S
採取条件・提出条件 / 備考 ビブリオ、淋菌、髄膜炎菌を疑う検体は室温保存にてご提出ください。
 
〔緊急報告〕
1. 2類・3類感染菌が検出された時

2. 血液・髄液から菌が検出された時(髄液は塗抹、培養同定でご依頼ください)
 
◆1、◆2 補足情報参照
 
〔便・大腸粘膜検査〕
症状、目的菌等の依頼が無い場合はサルモネラ、シゲラ、ビブリオの報告となります。
 
〔尿中菌数定量〕
自然尿・中間尿・穿刺尿・カテーテル尿で培養のご依頼があれば、全てご報告いたします。細菌数が105/mL以上の時、尿路感染が疑われます。
 
静脈血・動脈血はCB-5をご使用ください。
所要日数 4~7
検査方法 Bergey'sManual他に基づく同定法
基準値
実施料 / 判断料 190 判微

容器画像

コンペンジウム

高値 ■各種細菌感染症
低値
解説 細菌感染症を疑う場合、患者検体はら起因菌を推定し診断するための最も基本的な検査である。
●血液以外の検体
被験材料を各種の選択培地および非選択培地に接種し、菌によって好気的条件、嫌気的条件、あるいは炭酸ガスを加えた条件のいずれか、または複数を組合せて培養する。37℃で17~20時間培養後目的菌を再び分離培養する。その後、分離した菌について種々の確認培地を用い、菌の生物学的、生化学的性状を検査し、また必要に応じて抗血清による凝集反応を用い、属(genus)、さらに種(species)レベルまで分離同定する。
●血液検体
血液中には推定起因菌が極めて少量にしか存在しないので、あらかじめ血液培養瓶(FANボトル)に無菌的に採血して増菌培養を行う。その後各種の選択、ならびに非選択培地に接種して分離培養し、ついで前記に準じて同定を行う。
ビー・エム・エル社では、細菌が放出する微量なCO2ガスをCO2センサーによる色調変化で捉え検出するバクテックシステムで実施しているが、これにより少量の血液で、菌の早期検出と検出率向上が可能になった。また抗生物質投与中でも専用採取容器(レズンボトル)を使用することにより、迅速かつ確実に菌を検出することができる。
●酵母様真菌
被験材料を抗生物質加Sabouraud寒天培地に接種し、好気的条件で原則として37℃で17~20時間培養後菌を分離する。その後は一般細菌の場合と同様に同定し、必要に応じて属、種のレベルまで分類する。
●糸状様真菌;上記と同様なSabouraud寒天培地に接種し、好気的条件で原則として25℃で5~7日間培養後菌を分離する。以後は上記に準ずる。

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補足情報



◆2 細菌検査の検体の採取方法については補足情報をご参照ください。


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