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生化学

検査項目名称 乳酸
コード 02711◇
統一コード 3E010-0000-031-271
検体必要量(mL)容器 / 保存
除蛋白上清 0.5
B-13 S-1 (1か月)
採取条件・提出条件 / 備考 氷冷1.0N過塩素酸1.0mLに血液1.0mLを入れよく混和し除蛋白後15~60分静置し、遠心分離を行ってください。上清分離後凍結
所要日数 2~3
検査方法 酵素法
基準値 4.2~17.0
mg/dL
実施料 / 判断料 47 判生Ⅰ

容器画像

コンペンジウム

高値 ■酸素欠乏時:循環不全、ショック、高血圧、肺疾患、激動後 ■特発性乳酸アシドーシス:細菌感染症、アルコール中毒、冠動脈硬化症、重症肝疾患、重症貧血、ケトアシドーシスを伴わない糖尿病 ■慢性高乳酸血症:糖原病Ⅰ型、精神神経疾患―とくに小児の場合 ■主としてピルビン酸のみの増加をきたす場合:VB1欠乏症、尿毒症、過換気、肥満、副腎皮質ホルモン・ACTH・経口避妊薬の連用
低値
解説 乳酸は、解糖系代謝経路の最終産物で、LDH(乳酸脱水素酵素)の作用によりピルビン酸からNADHにより還元されて産生され、酸・塩基平衡に関与している。
通常、乳酸/ピルビン酸の比はほぼ10:1に保たれているが、生体内のNADHによる酸化が障害されると上昇し、高乳酸血症を起こす。
血中乳酸濃度が18mg/dL以上となり、血液のpHが酸性側に傾いた場合を乳酸アシドーシスと呼び、その原因は、組織循環不全による低酸素血症によるものと、糖尿病や肝不全などの代謝性のものの二種類がある。
採血後、ピルビン酸、乳酸は速やかに増加してくるので、直ちに除蛋白(氷冷した1規定過塩素酸に、等量の血液を加えて除蛋白)する。
激しい運動後は、血中ピルビン酸、乳酸が2~3倍にも増加する。

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補足情報

◇ 負荷コードは下表をご参照ください。


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