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感染症・ウイルス

検査項目名称 HBV遺伝子型/EIA
(HBVジェノタイプ判定/EIA)
コード 02553
統一コード 5F015-1405-023-023
検体必要量(mL)容器 / 保存
血清 0.5
B-1 S-1
採取条件・提出条件 / 備考 報告形式:A、B、C、Dまたは「検出されず」HBs抗原量が少なく、型判定が不可能な場合に「検出されず」とご報告いたします。
国内ではまれな遺伝子型E,F,G,Hの検体における測定結果は検証されていません。
所要日数 2~8
検査方法 EIA法
基準値
実施料 / 判断料 340 判免 ※

容器画像

コンペンジウム

高値 ■B型肝炎
低値
解説 B型肝炎ウイルス遺伝子型(HBV genotype)の地域分布は、ヨーロッパ諸国ではgenotype AとDが主であり、アジア諸国ではgenotype B とCが主体である。日本におけるHBV genotypeの地域分布を見ると、北海道、四国、九州、本州の西日本ではgenotype Cが90%以上を占め、東北地方の一部ではgeotype Bの比率が高くなる傾向にあること、また、沖縄でも、九州で僅かしか存在しないgenotype Bが高率である。ゲノタイプBとCでは、HBe抗原陽性率、肝病変の進展などで臨床上の差異がみられ、一般に日本に多いゲノタイプCは治療抵抗性で予後が良くない。
また、近年国内における急性肝炎のうち、もともと日本にはなかったgenotype Aの占める割合が急速に高まっており、このgenotype Aのうちの約1割は慢性化することもわかっている。
HBV遺伝子型/EIAは、遺伝子測定法ではなく、HBs抗原のセロタイプをEIA法により測定することでゲノタイプを判定する方法である。HBVゲノタイプのエピトープに対応するHBs抗原のPreS2領域エピトープのモノクローナル抗体を用いてセロタイプ分類を行い、A、B、C、Dの4つのゲノタイプを判定する。
しかし、4種ゲノタイプ以外は判別できず、他のゲノタイプでこれらのゲノタイプに判定されるものもあり、さらにBaやBjなどのサブゲノタイプも分類はできない。また、HBsのPreS2領域の抗原測定のため、本法でゲノタイプ判定を行うには、一定以上のHBs抗原量が必要である。

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補足情報

HBVジェノタイプ判定 B型肝炎の診断が確定した患者に対して、B型肝炎の治療法の選択の目的で実施した場合に、患者1人につき1回に限り算定できる。

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