検査項目名称 | HCV Y93 INV法 (HCV薬剤耐性変異解析 Y93H相対定量) |
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コード | 12216 |
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統一コード | 5F359-1450-023-951 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 報 告 形 式 H <1%:変異型の相対定量値が 1%未満 H ○○%:変異型の相対定量値が 1~98(整数)% H>=99%:変異型の相対定量値が 99%以上 検査不能:増幅産物が得られない 本検査の対象はHCV-RNAジェノタイプ1b型が確認されている症例のみです。 ウイルス量が4Log IU/mL以上存在することを確認の上、ご提出ください。 Y93Hについては相対定量解析を行います。 ◆ |
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所要日数 | 5~14 |
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検査方法 | PCR-Invader法 |
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基準値 | ||||
実施料 / 判断料 |
高値 | ■HCVの薬剤耐性変異 |
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低値 | |
解説 | NS5A阻害剤に対する薬剤耐性変異であるNS5A領域Y93H変異を測定する検査であるが、このアミノ酸変異はプロテアーゼ阻害剤とNS5A阻害剤の併用療法においても最も問題となる変異である。 両薬剤は、それぞれHCV直接阻害剤(Direct acting antiviral agent:DAA製剤)の一種であり、NS3遺伝子にコードされるセリンプロテアーゼを阻害するのがプロテアーゼ阻害剤、NS5Aを中心に構成される複製複合体の形成を阻害するのがNS5A阻害剤であり、ともに強力な抗ウイルス作用を有する。これらDAA薬は、単独では薬剤耐性株が容易に出現するが、標的が異なるDAAを組み合わせると抗ウイルス効果を増強するとともに耐性変異の出現も抑えられ、従来の治療の中心であったインターフェロンを使用しないDAA併用療法を可能とした。副作用が少ないため、高齢者や肝硬変患者あるいはIL28B遺伝子多型によるIFN治療抵抗性の患者などへ適応可能である。しかし、併用により抑制されるとはいえ、耐性変異が出現する場合があり、陰性化したHCV-RNAの治療中の再出現、治療終了後の再燃のリスクが高くなる。これら耐性変異は、治療によって出現する場合だけでなく、RNAポリメラーゼの複製エラーによって自然経過で治療前から各種DAA薬の耐性変異株が存在する患者も存在するため、治療経過のみならず、治療前に耐性変異を確認することが重要である。 本検査は、プロテアーゼ阻害剤+NS5A阻害剤併用療法において最も重要なNS5A領域のY93Hの変異を測定する検査であるが、野生株と変異株の相対定量を求めて存在比率を%で報告する。変異株比率1%未満、変異株比率1~98%の検体ごとの測定結果、変異株比率99%以上で表わす。尚、本検査は、HCVジェノタイプ1b対象の検査である。 |
◆ご依頼の際の注意 汚染の影響を受けやすい検査方法のため、核酸増幅法以外の検査項目との重複依頼は避けてください。
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