検査項目名称 | インスリン抗体 | |||
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コード | 13911 |
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統一コード | 5G360-0000-023-007 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 濃度のみを報告します。 |
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所要日数 | 4~7 |
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検査方法 | RIA法 |
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基準値 | 濃度 0.4未満 U/mL |
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実施料 / 判断料 | 107 判免 |
高値 | ■インスリン治療者(1型糖尿病) ■インスリン自己免疫症候群 |
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低値 | |
解説 | 抗インスリン抗体(大部分はIgGに属する抗体)を有する例は大部分がインスリン投与を受けている糖尿病患者(1型糖尿病)であるが、こればインスリン製剤を異物認識したことによって産生されたものと考えられる。インスリン投与の既往が無い例でインスリン抗体が検出される場合は、インスリン自己免疫症候群が疑われる。抗インスリン抗体の出現は血糖コントロールの不安定さの原因となる。 125I-インスリン結合率は、125I標識インスリンを患者血清に加えて血清中の抗体との結合率を測定するものであるが、125I非標識インスリン添加時と非添加時との差を比較することで感度・特異性の向上が図られ、同時に抗インスリン抗体標準液を測定することによって定量化ができるようになった。 現在はインスリン治療には遺伝子組換えヒトインスリンが使用されているが、それでも抗インスリン抗体の産生が認められる例があり、対応としてインスリンの構造を部分的に換えたインスリンアナログ製剤が用いられている。 |
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