検査項目名称 | Major BCR-ABL 高感度IS% (Major BCR-ABL1 IS) |
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コード | 50005 |
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統一コード | 8C125-9962-019-875 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 〈曜日指定〉受託可能曜日:月~金 対象疾患:CML 血液は、必ず専用容器を用いて7mL採取し、直ちに十分混和し冷蔵にて当日内にご提出ください。 国際標準(IS:International Scale)に換算したBCR-ABLIS(%)および実測値をご報告します。 |
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所要日数 | 4~7 |
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検査方法 | リアルタイムRT-PCR法 |
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基準値 | % コピー/テスト |
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実施料 / 判断料 | 2520 判遺 ※ |
高値 | ■慢性骨髄性白血病 ■Ph陽性急性リンパ性白血病 |
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低値 | |
解説 | 白血病では疾患に特徴的な染色体転座が多くみられ、それに関連する融合遺伝子(キメラ遺伝子)が検出されている。 慢性骨髄性白血病(CML)では90%以上の症例で22番染色体にあるBCR遺伝子と9番染色体のABL1遺伝子が融合したBCR-ABL1キメラ遺伝子がみられ、融合によって出現する染色体はフィラデルフィア染色体(Philadelphia chromosome)と呼ばれる。 BCR-ABL1キメラ遺伝子はBCRの切断点の違いにより大きく3種類に分けられ、切断点がエクソン(exon)12~16にあるものはMajor-BCR(MーBCR)、エクソン1~2にあるものはminor-BCR(m-BCR)、エクソン17~20にあるものはμ-BCRとして表現されている。Major BCR-ABL1はCMLで検出され、minor BCR-ABL1はPh陽性急性リンパ性白血病(Ph+ALL)で主に検出される。 本検査は、Major BCR-ABL1キメラ遺伝子のmRNAをリアルタイムRT-PCR法を用いて定量的に検査する。 近年、BCR-ABL1を狙いとした分子標的薬のチロシンキナーゼ阻害剤(TKI)による治療によって生存率が大きく改善し、分子遺伝学的寛解(CMR)に至る症例が増加している。 治療効果のモニタリングには、高感度かつ施設間差がない標準化された評価が必要であり、2005年より国際的な基準が定められている。これは各検査施設の測定値に測定系固有の変換係数を乗じて国際標準値(International Scale:IS%)として表すものである。本法の結果は、ISで示され、同時にMajor BCR-ABL mRNA実測値およびABL mRNA実測値もあわせて報告する。 |
※Major BCR-ABL1(mRNA定量(国際標準値)) 慢性骨髄性白血病の診断の補助又はモニタリングを目的として測定した場合に算定する。
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