検査項目名称 | 抗TIF1-γ抗体 | |||
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コード | 12901 |
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統一コード | 5G124-0000-023-023 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | (判定基準) (-):32未満 (+):32以上 |
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所要日数 | 2~8 |
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検査方法 | EIA法 |
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基準値 | (-) インデックス値:32未満 |
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実施料 / 判断料 | 270 判免 ※ |
高値 | ■皮膚筋炎(DM) |
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低値 | |
解説 | 抗TIF1-γ抗体は、皮膚筋炎(dermatomyositis:DM)に特異的な自己抗体であり、DMの約20%で陽性になる。 本抗体は、成人DM例においては悪性腫瘍合併例の50~70%で陽性になり、悪性腫瘍の発生する臓器や組織型に特定の傾向はない。DMにおける悪性腫瘍の合併は治療反応性が悪く、生命予後不良の大きな原因となりうる。そのため、本抗体陽性例においては悪性腫瘍の合併に注意を要する。一方、小児の場合には本抗体陽性であっても悪性腫瘍の合併はないとされる。また本抗体陽性例は間質性肺炎(interstitial lung disease:ILD)を併発することは少ない。 本抗体の標的抗原は、タンパク免疫沈降法において主要バンドとして現れる155kDaの転写中間因子1-γ(transcriptional intermediary factor 1(TIF1) -γ)とやや薄いバンドとして現れる140kDaのTIF1-αである。抗TIF1-α抗体陽性例は全例で抗TIF1-γ抗体陽性であることからDMの特異的自己抗体としては抗TIF1-γ抗体が重要である。 |
※抗MDA5抗体、抗Mi-2抗体、抗TIF1-γ抗体 厚生労働省難治性疾患克服研究事業自己免疫疾患に関する調査研究班による「皮膚筋炎診断基準」を満たす患者において、ELISA法により測定した場合に算定できる。
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