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生化学

検査項目名称 総蛋白
(TP)
コード 00401
統一コード 3A010-0000-023-271
検体必要量(mL)容器 / 保存
血清 0.5
B-1 S-1 (1か月)
採取条件・提出条件 / 備考
所要日数 1~2
検査方法 比色法(Biuret法)
基準値 6.5~8.2
g/dL
実施料 / 判断料 11 判生Ⅰ ※

容器画像

コンペンジウム

高値 ■多発性骨髄腫 ■各種甲状腺疾患 ■各種消化器癌 ■白血病 ■悪性リンパ腫 ■再生不良性貧血 ■妊婦
低値 ■ネフローゼ症候群 ■慢性腎不全 ■蛋白漏出性胃腸症 ■悪性疾患末期 ■乳幼児 ■SLE、RA、リウマチ熱などの膠原病とその類縁疾患 ■急性感染症 ■慢性消耗性疾患 ■慢性糸球体腎炎
解説 血清中に含まれる蛋白質の総称。血清中では分離の段階で凝固関連の蛋白が消費されているが、通常は血清中の総蛋白濃度をtotal proteinと称する。
その種類は100種類以上ともいわれ、すべてが生命維持に関係し、肝臓や腎臓の働きに異常が生じると、血清中の蛋白質の代謝が乱れるため、蛋白総量を調べることで、肝臓や腎臓の状態を知る目安となる。健常時は一定の濃度に維持されており、検査の主な目的はアルブミン、免疫グロブリンの増減、蛋白喪失の有無等を見ることである。血清総蛋白値に異常がみられた場合は蛋白分画を検査し、その構成比をみる。
生後1~3カ月で5.1~6.8g/dLと生涯における最低値を示し、以後漸増して成人値に達し、20歳代で最も高く、妊娠中は低値になる。ただし生後1年以上では、小児であっても6g/dLを明らかに下回るときは、低蛋白血症と考えてよい。
血清総蛋白量が8.5g/dL以上は高蛋白血症、6.0g/dL以下の場合は低蛋白血症が考えられる。体位や食事の影響による変動に注意が必要。

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補足情報


蛋白分画、総蛋白及びアルブミンを併せて実施した場合は主たるもの2項目のみ算定する。

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