検査項目名称 | 尿酸 (UA) |
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コード | 00407 |
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統一コード | 3C020-0000-023-271 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ||||
所要日数 | 1~2 |
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検査方法 | 酵素法 |
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基準値 | M:3.6~7.0F:2.7~7.0 mg/dL |
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実施料 / 判断料 | 11 判生Ⅰ |
高値 | ■痛風 ■腎不全■悪性貧血 ■多血症 ■多発性骨髄腫 ■慢性骨髄性白血病 ■悪性リンパ腫 ■各種高脂血症患者 |
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低値 | |
解説 | 尿酸(UA)は、核酸の構成成分であるプリン体の終末代謝産物である。体内組織、特に肝において産生され、主として腎臓より尿中に排泄され、その量は体内のプリン体代謝を反映している。 血中尿酸濃度上昇の原因としては、食餌由来(高プリン体食)や、抗癌剤投与などによる核蛋白の崩壊亢進、プリンヌクレオチド代謝関連酵素異常症による生成亢進と、尿細管での分泌障害および再吸収の亢進による排泄の低下がある。 尿酸は水に対する溶解度が低いため、血中ではNa塩となり、アルブミンなどの蛋白と結合しているが、高尿酸血症では関節や組織に結晶として析出し、白血球等による貧食を惹起する代表的疾患が痛風である。痛風患者であっても、8g/dL未満の尿酸値を示すものが約10%存在する。尿酸の生理的変動はきわめて大きく、前回値と比較して0.7~2.0mg/dLにも及ぶ差がみられることがあるので注意が必要である。また、腎や尿路において尿中に溶解している有機・無機塩類が析出すると尿路結石を生じ、特に尿の酸性化により尿酸塩として析出する。 |
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