検査項目名称 | ケトン体分画 | |||
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コード | 03270 |
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統一コード | 3E045-0000-023-271 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 採血後は、速やかに冷却遠心にて分離し、凍結保存してご提出ください。「総ケトン体」にアセトンは含まれません。 |
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所要日数 | 2~3 |
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検査方法 | 酵素サイクリング法 |
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基準値 | 総ケトン体131以下アセト酢酸55以下3-ヒドロキシ酪酸85以下 μmol/L |
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実施料 / 判断料 | 59 判生Ⅰ |
高値 | ■糖尿病性ケトアシドーシス ■下痢 ■嘔吐 ■脱水 ■飢餓 ■発熱 |
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低値 | |
解説 | ケトン体とは、アセト酢酸、3-ヒドロキシ酪酸(β-ヒドロキシ酪酸ともいう)、アセトンの3者の総称名であるが、血中にはアセトンはほとんど存在せず、生成されても気化して呼気中に排泄される。従って血中でのケトン体とは前2者の総称である。 ケトン体は脂肪酸がβ酸化されたものであり、アセト酢酸はアセチルCoAを材料として合成される。アセト酢酸が還元されると3-ヒドロキシ酪酸が生成し、脱炭酸によってアセトンが生じる。糖質利用が不十分な状態(重症糖尿病、飢餓、糖質摂取不足など)のときに血中濃度が増加する。従来これを尿中ケトン体定性試験でみてきたが、尿中ケトン体は尿量や、個人のケトン体排泄閾値によって左右されるので、血中ケトン体を測定することのほうがはるかに有利である。特に糖尿病の病態(重症度)把握に欠かせない検査である。 |
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