検査項目名称 | HDL-コレステロール (HDL-C) |
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コード | 00460 |
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統一コード | 3F070-0000-023-271 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 補足情報参照 |
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所要日数 | 1~2 |
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検査方法 | 酵素法(直接法) |
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基準値 | M:40~80F:40~90 mg/dL |
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実施料 / 判断料 | 17 判生Ⅰ ※ |
高値 | ■長寿症候群 ■原発性胆汁性肝硬変 ■アルコール中毒 ■経口避妊薬 |
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低値 | ■急性肝炎初期 ■肝硬変 ■原発性肝癌 ■悪性疾患(とくに血液疾患)の末期 ■甲状腺機能亢進症 ■LCAT欠損症 |
解説 | 脂質はリポ蛋白質として血中を運搬され、リポ蛋白質はその比重により、軽い方から、カイロミクロン、VLDL(very low density lipoprotein)、LDL(low density lipoprotein)、HDL(High density lipoprotein)に分類される。リボ蛋白質は蛋白質(アポ蛋白)、トリグリセライド、リン脂質、コレステロールから成り、HDLコレステロールは、HDL中のコレステロール量である。 肝臓から末梢へのコレステロール供給はLDLコレステロールの形で運ばれ、末梢から肝への転送はHDLコレステロールの形で行われる。 HDLコレステロールは、抗動脈硬化作用を有し、その量と冠動脈硬化性心疾患の発症率とは負の相関があるので、一般に善玉コレステロールと呼ばれている。一方、低HDLコレステロール血症や高LDLコレステロール血症は冠動脈硬化性心疾患の危険因子とされている。 日本動脈硬化学会「動脈硬化性疾患予防ガイドライン 2007年版」では「高脂血症」という疾患名を「脂質異常症」に変更しており、脂質異常症の診断基準ではHDLコレステロール 40mg/dL未満を低HDLコレステロール血症としている。 |
※総コレステロール、LDL-コレステロール及びHDL-コレステロールを併せて測定した場合は、主たるもの2つの所定点数を算定する。
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