検査項目名称 | リポ蛋白リパーゼ (LPL) |
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コード | 02230 |
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統一コード | 3F160-0000-022-023 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 早朝空腹時にヘパリンを体重1kgあたり30単位で静注し15分後に採血し4℃で遠心分離後、血漿を凍結保存にてご提出ください。EDTA血漿、クエン酸血漿は使用できません。 |
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所要日数 | 2~8 |
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検査方法 | EIA法 |
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基準値 | 164~284 ng/mL |
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実施料 / 判断料 | 219 判生Ⅰ ※ |
高値 | ■肥満 |
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低値 | ■下垂体機能低下 ■LPL欠損症(家族性Ⅰ型高脂血症) ■糖尿病(高度なインスリン欠乏状態) ■先端巨大症 ■ミオパシー ■感染症 ■悪性腫瘍 |
解説 | リポ蛋白リパーゼ(LPL)は,肝臓以外の脂肪組織や筋肉などの毛細血管内皮細胞表面に存在し、トリグリセリド(TG)を遊離脂肪酸とグリセロールに分解する酵素である。食事由来のカイロミクロンや肝臓で合成されたVLDLのようなTGに富んでいるリポ蛋白中のTGに、アポC-Ⅱを必須因子として働き、細胞内に遊離脂肪酸を取り込ませ、結果として、脂肪細胞のTG貯蔵を促進する。 本検査は,高脂血症の高TG血症患者が対象となり,高TG血症の成因がLPLの欠損または低下によるものかを鑑別するために実施される。インスリンがLPL活性を上昇させるため、糖尿病ではLPL活性が低下し、中性脂肪の分解が遅れて二次性高脂血症となる。 |
※リポ蛋白リパーゼ(LPL) 高トリグリセライド血症及びLPL欠損症が疑われる場合の鑑別のために測定した場合のみ算定できる。また、ヘパリン負荷が行われた場合、投与したヘパリンは区分「D500」の薬剤として算定できるが、注射料は算定できない。
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