検査項目名称 | 総胆汁酸 (TBA) |
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コード | 00548 |
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統一コード | 3F110-0000-023-271 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ||||
所要日数 | 1~2 |
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検査方法 | 酵素法(酵素サイクリング法) |
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基準値 | (食後4時間以上経過)14.4以下 μmol/L |
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実施料 / 判断料 | 47 判生Ⅰ |
高値 | ■急性肝炎初期 ■薬剤性肝障害 ■慢性肝炎 ■肝硬変 ■閉塞性黄疸 |
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低値 | |
解説 | 胆汁酸は、体内コレステロール代謝の最終産物であり、肝細胞においてコレステロールから生成され、胆汁を経て腸管内に排泄される。その大部分は腸管より再吸収され門脈を通り肝臓に達する閉鎖的な腸肝循環を行っている。このため胆汁酸が大循環系に漏出する量は通常極めて少なく、正常者における血清胆汁酸濃度は約10μmol/L以下である。正常人空腹時における血清胆汁酸の組成は、デオキシコール酸(DCA):ケノデオキシコール酸(CDCA):コール酸(CA)≒34:56:10で、その大部分はグリシン、もしくはタウリンの抱合体となって存在している。 肝外胆管の閉塞や肝内胆汁うっ滞で胆汁排泄が溜ると、血中の総胆汁酸は増加する。また、消化管からの胆汁酸吸収が正常な場合、血清胆汁酸濃度は肝機能を鋭敏に反映するため、肝機能検査の一つとして行われる。 |
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