検査項目名称 | γ-GT (γ-GTP) |
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コード | 00484 |
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統一コード | 3B090-0000-023-271 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 基準値は飲酒群を含んで設定しています。 |
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所要日数 | 1~2 |
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検査方法 | 比色法(JSCC標準化対応法) |
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基準値 | M:79以下F:48以下 U/L(37℃) |
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実施料 / 判断料 | 11 判生Ⅰ |
高値 | ■アルコール性肝障害 ■急性肝炎 ■肝硬変 ■薬剤性肝障害 ■原発性肝癌 ■胆道癌 ■転移性肝癌 ■多発性筋炎(皮膚筋炎) ■慢性活動性肝炎 ■慢性非活動性肝炎 |
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低値 | |
解説 | γ-グルタミルトランスペプチダーゼ(γ-GT:γ-glutamyltranspeptidase)は、ペプチドのN末端のグルタミン酸を他のペプチドまたはアミノ酸に転移する酵素であり、グルタチオンなどの生成に関与している。グルタチオンは肝ミクロゾームにおける薬物代謝などに重要な役割をもつため、γ-GTは肝細胞に多量に含まれる。アルコールによりγ-GTはミクロゾーム酵素としての誘導をうけるため、血中濃度は上昇する。アルコールによって誘導(生合成亢進)されたγ-GTPは、健康人の場合は2~3週間の禁酒で正常化することが多いが、肝障害が明らかな患者では、正常化までに2カ月ないしそれ以上の禁酒期間が必要である。いずれにしても、γ-GTは個人差の大きな酵素であり、年齢や性別、飲酒歴などが大きく影響するため、検査値の解釈には際しては、これらに留意する必要がある。 γ-GTは様々な種類の胆汁うっ滞性疾患の場合に上昇するため、。肝内胆汁うっ滞、閉塞性黄疸や限局性の胆汁うっ滞による肝組織圧迫等の、幅広い肝・胆道系疾患でも高値をとるため、これらの疾患のスクリーニングに有用である。 |
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