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生化学

検査項目名称 膵ホスフォリパーゼA2
(膵PLA2)
コード 04130
統一コード 3B192-0000-023-005
検体必要量(mL)容器 / 保存
血清 0.3
B-1 S-1
採取条件・提出条件 / 備考 長期間保存する場合は、凍結してください。
所要日数 2~3
検査方法 RIA・固相法
基準値 130~400
ng/dL
実施料 / 判断料 204 判生Ⅰ

容器画像

コンペンジウム

高値 ■急性膵炎(著増) ■慢性膵炎 ■膵癌
低値 ■膵外分泌機能障害 ■慢性膵炎の進行(石灰化例)
解説 膵ホスホリパーゼA2(膵PLA2)はリン脂質を加水分解する消化酵素の1つで、膵腺房細胞で産生されて膵液中に分泌され、一部は血中に逸脱する。
膵PLA2は膵炎の急性化に伴い著明に上昇するので、膵炎早期の鋭敏な指標となる。また、慢性膵炎の活動期では異常高値を示し、その反対に膵外分泌機能障害では異常低値を示す。膵PLA2は測定時の慢性膵炎の病態をよく反映するので、その診断や経過観察に有用と考えられる。膵癌における血中膵PLA2異常高値群は、膵癌に伴う膵炎のためや、腫瘍による膵管の圧迫、狭窄などにより、血中膵PLA2が上昇したものと考えられる。これに対して異常低値群は、腫瘍により膵実質が荒廃または消失して膵外分泌機能が高度に障害され、血中膵PLA2が低下するものと考えられるので、血中膵PLA2は膵癌の補助診断に役立つ。

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