検査項目名称 | 子宮頸管粘液中 顆粒球エラスターゼ |
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コード | 01679 |
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統一コード | 3B200-0000-058-062 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 腟部洗浄前に検体採取 採取法補足情報参照 |
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所要日数 | 2~3 |
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検査方法 | ラテックス凝集比濁法 |
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基準値 | 1.6以下 μg/mL |
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実施料 / 判断料 | 116 判尿 ※ |
高値 | ■子宮頸管炎 ■膣炎 ■絨毛羊膜炎 |
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低値 | |
解説 | 顆粒球エラスターゼは、体内に侵入した病原微生物や感染部位に、早期に遊走する好中球より放出される分子量約3万の中性プロテアーゼで、異物や細菌の破壊、殺菌に直接働き、生体防御において大きな役割を果たす。しかし、基質特異性が低いため自己組織に対しても同様に破壊的に働き炎症反応を起こすので、生体内における炎症の存在をよく反映し、その測定は炎症の把握に非常に有用と考えられている。 早産の原因として頻度が高いのは切迫早産や前期破水であり、膣炎や子宮頸管炎の上行波及による絨毛羊膜炎(CAM)が起因していることが多いといわれている。 子宮頸管粘液中顆粒球エラスターゼの測定は、CAM発症以前に子宮頸管炎や膣炎を判定することで、子宮内感染が関与する切迫早産の鑑別が可能になり、早期に適切な抗菌的治療の必要性も含めた治療方針が決定し、切迫早産、前期破水の予防に役立つ。 |
※顆粒球エラスターゼ(子宮頸管粘液) 絨毛羊膜炎の診断のために妊娠満22週以上満37週未満の妊婦で切迫早産の疑いがある者に対して行った場合に算定する。
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