検査項目名称 | ビタミンB12 (シアノコバラミン) |
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コード | 00576 |
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統一コード | 3G040-0000-023-051 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ||||
所要日数 | 1~3 |
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検査方法 | CLIA法 |
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基準値 | 233~914 pg/mL |
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実施料 / 判断料 | 136 判生Ⅰ |
高値 | ■骨髄性白血病、とくに慢性骨髄性白血病 ■真性多血症 ■肝炎 |
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低値 | ■悪性貧血 ■胃切除貧血 ■萎縮性胃炎 ■ビタミンB12吸収障害 |
解説 | ビタミンB12は、葉酸とともに核酸合成に関与して造血機能に必要なビタミンである。卵黄、魚肉、レバー等の食物より摂取されるビタミンB12は、胃壁細胞から分泌される「内因子」と呼ばれる糖蛋白と結合した複合体として腸管に運ばれ、複合体に特異的な受容体を介して吸収される。従って、内因子の分泌低下あるいは欠如があるとビタミンB12の吸収が障害され、欠乏症をきたし、内因子に対する外因子がこのビタミンB12(V.B12)である。 血中からトランスコバラミンによって組織中に運ばれ、補酵素V.B12(5’-デオキシアデノシルコバラミン)になって種々の酵素反応に関与する。とくにメチルマロニルCoAムターゼの補酵素であるため、V.B12欠乏で蓄積したメチルマロン酸が尿中に増加してくる。慢性骨髄性白血病、真性多血症では、V.B12の測定は必須である。とくに慢性骨髄性白血病では正常の10倍、ないしは数10倍の高値となり、そして寛解とともに減少していくので、治療の指標としても有用である。 |
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