検査項目名称 | カドミウム(Cd) | |||
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コード | 00443 |
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統一コード | 3K120-0000-019-274 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ||||
所要日数 | 3~16 |
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検査方法 | 原子吸光分光光度法 |
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基準値 | 0.5以下 μg/dL |
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実施料 / 判断料 |
高値 | ■カドミウム中毒(イタイイタイ病) |
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低値 | |
解説 | カドミウム(Cd)は、合金、絵具、電池などの産業で使われているが、富山県神通川流域で発生した「イタイイタイ病」の起因物質として有名であるように、ヒトに必須な元素ではなく、有害な金属である。 生体に吸収されて肝臓に入ったカドミウムは、そこでメタロチオネイン(この場合はカドミウムチオネイン)となり、腎臓にまで運ばれ、腎臓皮質にある程度まで蓄積される。メタロチオネインは、金属と容易に結合するタンパク質で、金属元素を無機塩の型で経口的に摂取した場合に、金属元素と親和性の強いタンパク質が誘発的に生合成され、金属イオンとタンパク質からなる有機金属化合物となる。それが生体の毒物などに対する制御作用物質として働くために、カドミウムや亜鉛・銅・水銀はある程度まで体内に蓄積されてしまう。 生物学的半減期は一般に16~38年位といわれているが年齢や暴露量などにより異なると考えられている。排出経路は尿であるが、慢性的に経口摂取すると腎近位尿細管異常を起こす。 |
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