検査項目名称 | イヌリンクリアランス | |||
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コード | 09118 |
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統一コード | 3Z050-0000-098-271 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 採取法補足情報参照 |
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所要日数 | 3~9 |
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検査方法 | 酵素法 |
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基準値 | M:72~176F:81~137 *mL/min/1.73m2 |
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実施料 / 判断料 | (生体検査料1280) ※ |
高値 | |
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低値 | |
解説 | イヌリンは、D-フルクトース約35 個がβ-2, 1 グリコシド結合で直鎖状に結合し、さらに、末端に1 個のグルコースがスクロース結合した構造をもち、体内において分解を受けることなく、腎糸球体を自由に濾過し、しかも尿細管から排泄されることも、また再吸収されることもない。すなわちイヌリンクリアランスは、ほぼ糸球体濾過量を表わすと考えて良く、腎機能の基本指標である糸球体濾過値(GFR)測定のgold standardとされている。 従来から用いられているクレアチニンクリアランスは腎前性、腎後性因子によっても低下し、またネフローゼ症候群では高値を示すことがあるので、イヌリンクリアランス値とクレアチニンクリアランス値とは必ずしも一致しない。腎は血液中の水、電解質及び代謝産物等の排泄を司り、体内環境の恒常性の維持を図る重要な臓器であり、特に血液を濾過する糸球体は腎機能の中核を担っており、その働き具合を示す糸球体濾過値(GFR)は最良の指標になる。 |
*単位はmL/minでご報告いたします。
※イヌリンクリアランス測定 (1)検査に伴って行った注射、採血及び検体測定の費用は、所定点数に含まれるが、使用した薬剤は別途算定できる。 (2)6月に1回に限り算定する。 (3)「D286」肝及び腎のクリアランステストのうち、腎のクリアランステストと併せて行った場合には主たるもののみ算定する。
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