検査項目名称 | TRACP-5b (酒石酸抵抗性酸ホスファターゼ-5b) |
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コード | 06139 |
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統一コード | 3B222-0000-023-023 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | *YAM(Young Adult Mean:若年者成人平均値):健常閉経前女性(30~44歳)で確立された平均±1.96SDの範囲の値。 |
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所要日数 | 2〜3 |
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検査方法 | EIA法 |
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基準値 | M:170~590F(YAM*):120~420 mU/dL |
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実施料 / 判断料 | 156 判生Ⅱ ※ |
高値 | ■代謝性骨疾患 ■骨転移■骨粗鬆症 |
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低値 | |
解説 | 酒石酸抵抗性酸性フォスファターゼ-5b(Tartrate-resistant Acid Phosphatase 5b)は、骨の代謝(骨吸収)に直接関係し、骨吸収によってできる骨の分解産物とともに血中に放出されるため、骨吸収の亢進に伴い血中のTRACP-5b も増加する。ヒトでは、骨(破骨細胞)のみに由来するため、骨吸収の状態を正確に反映すると言われている。このため、代謝性骨疾患及び骨転移(代謝性骨疾患や骨折の併発がない肺癌、乳癌、前立腺癌に限る)の診断補助並びに治療経過観察時の補助的指標として有用である。また、骨粗鬆症の診断及び治療効果判定に有用であり、日本骨粗鬆症学会による骨粗鬆症診療における骨代謝マーカーの適正使用ガイドラインに骨吸収マーカーとして記載されている。 なお、血中には、マクロファージなどに由来する酸性フォスファターゼ(TRACP-5a 等)も存在するが、破骨細胞に由来するTRACP-5b だけを測定する。 |
※酒石酸抵抗性酸ホスファターゼ(TRACP-5b) 代謝性骨疾患及び骨転移(代謝性骨疾患や骨折の併発がない肺癌、乳癌、前立腺癌に限る)の診断補助として実施した場合に1回、その後6月以内の治療経過観察時の補助的指標として実施した場合に1回に限り算定できる。また治療方針を変更した際には変更後6月以内に1回に限り算定できる。本検査と1型コラーゲン架橋N-テロペプチド(NTX)、オステオカルシン(OC)、デオキシピリジノリン(DPD)(尿)を併せて実施した場合は、いずれか1つのみ算定する。なお、乳癌、肺癌又は前立腺癌であると既に確定診断された患者について骨転移の診断のために当該検査を行い、当該検査に基づいて計画的な治療管理を行った場合は、区分番号「B001」特定疾患治療管理料の「3」悪性腫瘍特異物質治療管理料の「ロ」を算定する。<悪性腫瘍特異物質治療管理料のロ:1項目360点、2項目以上400点>
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