検査項目名称 | ボリコナゾール | |||
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コード | 06748 |
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統一コード | 3M698-0000-022-210 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 販売名ブイフェンド、ボリコナゾール |
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所要日数 | 3~4 |
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検査方法 | LC-MS/MS法 |
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基準値 | 治療有効濃度 トラフ値:1.00~2.00以上 (トラフ値:4.00~5.00以上の場合に肝障害に注意する) μg/mL |
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実施料 / 判断料 | ★ |
高値 | |
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低値 | |
解説 | 深在性真菌症治療剤の血中濃度を測定することにより、薬剤投与におけるモニタリングに有用です。 ボリコナゾール(薬剤名ブイフェンド)は、重症又は難治性真菌感染症に使用される深在性真菌症治療薬であり、この度、数日間以上投与している入院患者の血中濃度検査について特定薬剤治療管理料の算定が可能となりました。 本薬剤は真菌細胞において、膜成分のエルゴステロール生合成を阻害することにより抗真菌作用を示しますが、エルゴステロール生合成阻害作用は真菌に選択的で、ラットでは肝細胞のステロール生合成に対して影響は少ないといわれています。しかしながら、薬剤は外国人患者において、その血中濃度と肝機能検査の異常値発現率の間には統計的に有意な関連性が認められています。また日本人健康成人においても、肝機能障害が発生し、かつ、血中濃度が測定されていた症例の血中濃度トラフ値はいずれも4.5μg/ml 以上の高値を示していたことから、ボリコナゾールの血中濃度は薬剤投与における安全性の指標として有用な検査と考えられます。尚、国内外の臨床試験データからは肝機能検査値異常の出現を予測する血中濃度の閾値は認められていません。 |
★は特定薬剤治療管理料1です。下表参照
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