検査項目名称 | メタネフリン分画 | |||
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コード | 00184 |
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統一コード | 4E040-0000-004-210 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 6N塩酸20mLを入れた容器に蓄尿(24時間)。蓄尿量を記入し、必要量を提出。予め尿量が少ない(400mL未満)と予想される場合100mLに対して6N塩酸を1.5mLの割合でいれる。pH3.0以下に保持。HVA・VMAはクレアチニン換算データも同時に報告します。 |
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所要日数 | 4~5 |
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検査方法 | LC-MS/MS法 |
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基準値 | メタネフリン 0.04~0.18 ノルメタネフリン 0.10~0.28 mg/day |
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実施料 / 判断料 | 220 判生Ⅱ ※ |
高値 | ■褐色細胞腫 ■神経節芽細胞腫 |
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低値 | ■起立性低血圧症 ■シャイ・ドレーガー症候群 |
解説 | メタネフリン分画はカテコールアミンの代謝産物で、アドレナリン(A)はメタネフリン(MN)となり、ノルアドレナリン(NA)はノルメタネフリン(NMN)となって尿中に排泄される。また、MNやNMNはさらに代謝されてバニールマンデル酸(VMA)となる。 カテコールアミンはチロシンを原料として生成されるドーパを基に生成されるアドレナリン(A)、ノルアドレナリン(NA)、ドーパミン(DA)の総称で、主に副腎髄質や交感神経で産生され、NAは血管平滑筋の収縮、Aは心収縮、血管拡張、消化器系平滑筋の弛緩などに働くが、血中濃度は種々のストレス等に鋭敏に反応して速やかに変動するので、産生動態を把握するのが困難である。 尿中メタネフリン分画の測定は、カテコールアミンの産生量とバランスを知るのに役立つ。 |
※遊離メタネフリン・遊離ノルメタネフリン分画 褐色細胞腫の鑑別診断を行った場合に1回に限り算定する。本検査を実施するに当たっては、関連学会が定める指針を遵守し、褐色細胞腫を疑う医学的な理由を診療録に記載すること。
メタネフリン、メタネフリン・ノルメタネフリン分画、ノルメタネフリン又は遊離メタネフリン・遊離ノルメタネフリン分画のうちいずれかを併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。
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