検査項目名称 | トランスフェリン(Tf) | |||
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コード | 00860 |
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統一コード | 5C060-0000-023-063 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ||||
所要日数 | 2~3 |
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検査方法 | ネフェロメトリー法 |
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基準値 | 190~320 mg/dL |
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実施料 / 判断料 | 60 判免 |
高値 | ■鉄欠乏性貧血 ■真性赤血球増加症 ■急性肝炎 |
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低値 | ■先天性無トランスフェリン血症 ■肝硬変 ■ネフローゼ症候群 ■ヘモクロマトーシス |
解説 | トランスフェリン(Tf)は、血清蛋白の電気泳動法ではβ-グロブリンに属する分子量約76.5kDの糖蛋白である。 Tfは血清中の鉄と結合して搬送する働きがある。通常、Tfの約1/3が鉄と結合し、残りの2/3は未結合であるが、未結合部分は不飽和鉄結合能(UIBC)、Tf全体が鉄で飽和された場合の結合能は総鉄結合能(TIBC)と呼ばれる。1分子のTfは2原子の鉄(3価鉄)と、あるいは1mgのTfは、1.3μgの鉄と結合し得るので、Tfを1.3倍にすると理論的には総鉄結合能(TIBC)になる。 Tf(mg/dL)×1.3 = TIBC(μg/dL) また、Tfは急性相反応物質の一つとされ、主に肝で産生され、炎症を反映して増加し、炎症の沈静化に伴い速やかに減少する。血中半減期は約7日である |
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