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免疫学

検査項目名称 尿中トランスフェリン
(尿中マイクロトランスフェリン)
コード 01155
統一コード 5C060-0000-001-062
検体必要量(mL)容器 / 保存
尿 1.0
U-1
採取条件・提出条件 / 備考
所要日数 2~3
検査方法 ラテックス凝集法
基準値 0.9以下
mg/g・Cre
実施料 / 判断料 98 判尿 ※

容器画像

コンペンジウム

高値 ■糖尿病性腎症 ■ネフローゼ症候群 ■糸球体腎炎
低値
解説 トランスフェリン(Tf)は、血清蛋白の電気泳動法ではβ-グロブリンに属する分子量約76.5kDの糖蛋白である。
Tfは血清中の鉄と結合して搬送する働きがある。通常、Tfの約1/3が鉄と結合し、残りの2/3は未結合である。
Tfは通常、腎糸球体膜を透過せず、透過しても99%は近位尿細管で再吸収されるので、尿中には殆ど検出されないか、検出されても微量であるとされる。
糖尿病性腎症の進展に伴い腎糸球体基底膜の陰性荷電の変化が起こり、初期にはTfの透過性が亢進し、さらに腎症が進展するとアルブミンの透過量が増える傾向があるとされ、尿中Tfは尿中アルブミン測定と同様、糖尿病性腎症の早期診断の指標として用いられる。

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補足情報

トランスフェリン(尿)・アルブミン定量(尿)・Ⅳ型コラーゲン(尿) 糖尿病又は糖尿病性早期腎症患者であって微量アルブミン尿を疑うもの(糖尿病性腎症第1期又は第2期のものに限る。)に対して行った場合に、3か月に1回に限り算定できる。なお、これらを同時に行った場合は、主たるもののみ算定する。

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