検査項目名称 | 尿中L型脂肪酸結合蛋白 (L-FABP) |
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コード | 03910 |
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統一コード | 5C100-0000-001-062 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | L-FABP濃度が0.5未満の場合、クレアチニン補正値は「換算不可」と報告させていただきます。 ◆補足情報参照 |
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所要日数 | 2~3 |
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検査方法 | ラテックス凝集法 |
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基準値 | 8.4以下 μg/g・Cre |
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実施料 / 判断料 | 210 判尿 ※ |
高値 | ■慢性腎疾患(糖尿病性腎症、糸球体腎炎) ■急性腎障害 |
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低値 | |
解説 | 肝臓型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)は、分子量が14キロダルトンの低分子蛋白で、腎においては近位尿細管の細胞質に局在する。脂肪酸結合蛋白では、すでに心臓型のH-FABPが心筋梗塞の検査として測定されているが、尿中のL-FABPは、尿細管マーカーとして腎疾患の早期診断用の検査として開発された。はじめに検出されたのが肝臓であるため、肝臓型(L型)と名付けられている。L-FABPは、尿蛋白などと異なり、組織障害が進行する以前に、尿細管への種々ストレスによって尿中へ排出されることから尿細管機能障害の早期のマーカーとして意義がある。糖尿病性腎症では、蛋白尿が検出されない段階の微量アルブミン尿の意義が確立しているが、L-FABPは尿中アルブミンが陽性となる以前から増加し、より早期の診断が可能になるものと期待される。 |
◆尿中L型脂肪酸結合蛋白(L-FABP) 塩酸蓄尿は検査値に影響を及ぼす場合があります。検体に強い溶血が見られると検査値に影響を及ぼす場合があります。
※L型脂肪酸結合蛋白(L-FABP)(尿) 原則として3月に1回に限り算定する。ただし、医学的な必要からそれ以上算定する場合においては、その詳細な理由を診療報酬明細書の摘要欄に記載する。
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