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免疫学

検査項目名称 1CTP
(1型コラーゲン-C-テロペプチド)
コード 05958
統一コード 5C124-0000-023-001
検体必要量(mL)容器 / 保存
血清 0.5
B-1 S-1
採取条件・提出条件 / 備考 骨代謝マーカーとしての参考基準値
(4.9未満ng/mL)
所要日数 2~3
検査方法 RIA・2抗体法
基準値 4.5未満(骨転移マーカーのカットオフ値として)
ng/mL
実施料 / 判断料 ※ ※

容器画像

コンペンジウム

高値 ■乳癌骨転移 ■肺癌骨転移 ■前立腺癌骨転移 ■副甲状腺機能亢進症 ■甲状腺機能亢進症 ■腎不全
低値
解説 Ⅰ型コラーゲンは骨や皮膚などの構成蛋白で、特に骨においては基質の90%以上を占める。
Ⅰ型コラーゲンは、α鎖3分子がらせん状の3本鎖ドメインを形成し、そのN末端・C末端のテロペプチドがピリジノリンまたはデオキシピリジノリンで架橋されてコラーゲン線維の構造を形成している。骨吸収によってⅠ型コラーゲンが分解されると、テロペプチド部分は架橋されたまま断片として血中に遊離するが、C末端部分を含むピリジノリン架橋断片はⅠCTP(Ⅰ型コラーゲン-C-テロペプチド)と呼ばれる。
血中ⅠCTPは、骨吸収を反映する指標と考えられるが、特に悪性腫瘍の骨転移の診断補助や治療経過観察に有用とされ、主に乳癌、肺癌、前立腺癌で利用される。
なお、ⅠCTPは腎臓を経て尿中に排泄されるので、腎不全で高値を示すほか、副甲状腺機能亢進症、甲状腺機能亢進症で高値を示す。

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補足情報

1型コラーゲン-C-テロペプチド(1CTP)の保険算定〈悪性腫瘍特異物質治療管理料〉 乳癌、肺癌又は前立腺癌であると既に確定診断された患者について骨転移の診断のために実施し、計画的な治療管理を行った場合に限り、特定疾患治療管理料の悪性腫瘍特異物質治療管理料の「ロ」を算定する。なお、確定診断された患者が対象となるため、腫瘍マーカー(170点/生Ⅱ)の区分で算定されることはない。
<悪性腫瘍特異物質治療管理料のロ:1項目360点、2項目以上400点>

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