検査項目名称 | 免疫電気泳動(IEP)抗ヒト全血清使用 | |||
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コード | 00771 |
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統一コード | 5A135-0000-023-081 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ||||
所要日数 | 5~9 |
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検査方法 | 寒天ゲル免疫電気泳動法(IEP法) |
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基準値 | ||||
実施料 / 判断料 | 170 判免 ※ |
高値 | (M蛋白が出現するとき) ■悪性M蛋白血症(多発性骨髄腫、原発性マクログロブリン血症、H鎖病など) ■良性M蛋白血症(原発性アミロイドーシス、自己免疫性疾患、肝疾患など) |
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低値 | |
解説 | 血清蛋白の増減をきたす場合に、概要を調べる目的で電気泳動法による蛋白分画が実施され、アルブミンやグロブリンの構成比率を分画として把握する検査が行われるが、この電気泳動法に各構成成分の抗血清によるゲル内免疫拡散法を組み合わせて、より詳細な分析を行う検査が免疫電気泳動法(IEP)である。 寒天ゲルで抗原を含有する試料(血清、尿、髄液など)を電気泳動すると、主に5本の沈降線(アルブミン、α1-アンチトリプシン、α2-マクログロブリン、トランスフェリン、IgG)が識別される。次いで抗ヒト血清を反応させることにより、5本の沈降線の前後、あるいは上下に多数の沈降線が観察される。 この沈降線の出現状態を観察して血清中の代表的な蛋白の増減やM蛋白の存在などを判定する。 M蛋白はβ~γグロブリン位に見られる尖鋭なピ-クで、M蛋白の出現は単クローン性免疫グロブリン血症の存在を示唆し、多発性骨髄腫や原発性マクログロブリン血症などが含まれるので、精査が必要となる。 |
※免疫電気泳動法(抗ヒト全血清)及び免疫電気泳動法(特異抗血清) 同一検体につき1回に限り算定する。
同一検体について免疫電気泳動法(抗ヒト全血清)及び免疫電気泳動法(特異抗血清)を併せて行った場合は、主たるもののみ算定する。
免疫電気泳動法(特異抗血清)は、免疫固定法により実施した場合にも算定できる。
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