検査項目名称 | (母子) 血液型不適合 (ABO抗体) |
|||
---|---|---|---|---|
コード | 00904 |
|||
統一コード | 5H030-0000-018-101 |
|||
検体必要量(mL)容器 / 保存 |
|
|||
採取条件・提出条件 / 備考 | 子供及び夫のABO式血液型をお知らせください。 |
|||
所要日数 | 2~3 |
|||
検査方法 | DTT処理法 |
|||
基準値 | (-) |
|||
実施料 / 判断料 |
高値 | 【陽性】 ■胎児血液型不適合 ■新生児ABO不適合溶血性疾患 |
---|---|
低値 | |
解説 | 母親が持っていない血液型抗原を胎児が父親より受け継いだ場合、これを不適合妊娠という。たとえばO型の母親がA型の胎児を妊娠したとき、あるいはO型の母親がB型の胎児を妊娠したとき、これは不適合妊娠である。また母親がO型で、父親がAB型であると胎児はAまたはB型であるから、母親に対しては100%不適合である。 母親の持たないABO式血液型抗原が、胎児から胎盤を通じて移行すると、母体血中には移行した抗原に対する抗体を生ずる。ついでこの抗体が胎児側に移行すると、胎児赤血球との間に抗原-抗体反応がおこり、胎児赤血球が破壊される。このような胎児が出生すると高度の黄疸や貧血を生ずる危険性がある。しかし現実的にABO型不適合児で重症な黄疸となる頻度は1%以下と少なく、その重症度はRh型不適合児に比較すると軽いが、注意する必要がある。 不適合妊娠であることが判明した場合、通常妊娠末期に本検査によって母親血清中のABO抗体(IgG抗体)を測定してその力価をチェックする(不適合の既往が明らかになったときは、妊娠初期と末期間の抗体価の変動を調べる)。出生後は生下時臍帯血、または新生児血液について抗体の存在と、その力価の確定を行う。 |
| 前画面に戻る |
| 検査項目検索TOPへ戻る |
Copyright© BML,INC All Rights Reserved.