検査項目名称 | 不規則抗体(同種抗体) | |||
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コード | 00906 |
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統一コード | 5H180-0000-098-101 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 血清1本と血液1本を同時に提出してください。(2本必要)血清は血液を採血後、速やかに分離して冷蔵保存。血液は室温保存。 (注) |
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所要日数 | 2~3 |
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検査方法 | カラム凝集法(酵素法)(クームス法) |
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基準値 | (-) |
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実施料 / 判断料 | 159 判免 ※ |
高値 | |
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低値 | |
解説 | ABO式血液型における抗A、抗B抗体(正常同種抗体)を規則抗体といい、これ以外の血液型抗原を有する赤血球に対する抗体を不規則抗体という。 不規則抗体にはMN式、あるいはLewis式における自然抗体と、免疫抗体(一部自己抗体を含む)とがあり、輸血副作用を生ずる大部分は後者の免疫抗体である(この代表が抗Rho(D)抗体をはじめとするRh-Hr式血液型に対する抗体である)。 わが国で検出される不規則抗体は、抗Lea、抗Lea+Leb、抗Leb、抗E、抗D、抗E+c、その他のRh式抗体であるが、輸血副作用を生ずる大部分は抗E、抗DのようなRh-Hr抗体の存在によるものである。 不規則抗体の大部分は不完全抗体であるため、間接抗グロブリン試験(間接クームステスト)でその存在を推定することができる。間接クームス陽性の場合、この患者血清中にどのような不規則抗体が存在しているかを同定するのが、不規則抗体検査である。 同定は血液型抗原のわかっている各種赤血球(パネルセル)を使用して行われる。また、一部の抗体検出率を上げるために酵素法(パパイン法)も同時に実施する。 |
(注)不規則抗体 自己抗体同定(解離同定)試験管法等は実施しておりません。
血液型、不規則抗体 検体に強溶血および乳びが見られる場合、結果に影響が出るため、再採血をお願いします。
※不規則抗体検査 輸血歴又は妊娠歴のある患者に対し、胸部手術、心・脈管手術、腹部手術又は子宮全摘術、子宮悪性腫瘍手術、子宮附属器悪性腫瘍手術(両側)、帝王切開術又は異所性妊娠手術が行われた場合に 、手術の当日に算定する。手術に際して輸血が行われた場合は、本検査実施料又はK920輸血の「注6」に定める不規則抗体検査加算のいずれかを算定する。この場合、診療報酬明細書の摘要欄に輸血歴がある患者又は妊娠歴のある患者のいずれに該当するかを記載する。
輸血に伴って行った患者の不規則抗体検査の費用 不規則抗体検査の費用として検査回数にかかわらず1月につき所定点数に197点を加算する。ただし、頻回に輸血を行う場合にあっては、1週間に1回に限り、所定点数に197点を加算する。
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