検査項目名称 | IgG型リウマトイド因子 | |||
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コード | 00779 |
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統一コード | 5G161-0000-023-023 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ||||
所要日数 | 2~4 |
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検査方法 | EIA法 |
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基準値 | (-)インデックス(IgG RF値)2.0未満 |
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実施料 / 判断料 | 198 判免 ※ |
高値 | ■関節リウマチ ■悪性関節リウマチ ■若年性関節リウマチ |
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低値 | |
解説 | リウマトイド因子(Rheumatoid Factor;RF)はヒト変性IgGに対する自己抗体であり、各免疫グロブリンクラスに認められるが、多くの場合、凝集反応によるリウマトイド因子の検出でIgMクラス(IgM-RF)が検出される。 本検査はIgGクラスのリウマトイド因子(IgG-RF)を定量するもので、対応抗原として精製ヒトIgG-Fcフラグメント、検出抗体として抗ヒトIgG-Fd抗体を用いている。 IgG-RFは、一般に検査されるIgM-RFに比較して陽性率は低いが特異度は高い。 また、IgG-RFは関節リウマチ(RA)の活動性を反映することや血管炎との関連も示唆されており、悪性関節リウマチや若年性関節リウマチなどの経過観察に有用と考えられる。 悪性関節リウマチ(MRA)は、血管炎などの関節外症状を認め、難治性もしくは重篤な臨床病態を伴うRAであるが、血管炎発症にIgG-RFが関与すると考えられている。IgG-RFは免疫複合体性病変を起こすと考えられ、一方IgM-RFは免疫複合体性病変の発症を増強的に、または逆に防御的に働くという二面性の意義が推定されている。 |
※リウマトイド因子(RF)定量、抗ガラクトース欠損IgG抗体定量、マトリックスメタロプロテイナーゼ-3(MMP-3)、C1q結合免疫複合体、モノクローナルRF結合免疫複合体、IgG型リウマトイド因子 3項目以上を併せて実施した場合には主たるもの2つに限り算定する。
※抗シトルリン化ペプチド抗体定性又は定量
イ) 関節リウマチと確定診断できない者に対して診断の補助として行った場合に、原則として1回を限度として算定できる。ただし、結果が陰性の場合は3月に1回に限り算定できる。なお、2回以上算定するに当たっては、検査値を診療報酬明細書の摘要欄に記載する。
ロ) イ)とは別に、関節リウマチに対する治療薬の選択のために行う場合においては、患者一人につき原則として1回に限り算定する。ただし、臨床症状・検査所見等の変化を踏まえ、再度治療薬を選択する必要がある場合においては、6月に1回に限り算定できる。なお、当該検査を2回以上算定するに当たっては、その医学的な必要性を診療報酬明細書の摘要欄に記載する。
抗シトルリン化ペプチド抗体定量、抗ガラクトース欠損IgG抗体定量、IgG型リウマトイド因子、C1q結合免疫複合体、モノクローナルRF結合免疫複合体、マトリックスメタロプロテイナーゼ-3(MMP-3) 2項目以上を併せて実施した場合には、主たるもの1つに限り算定する。
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