検査項目名称 | 抗胃壁細胞抗体 (抗パリエタル細胞抗体) |
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コード | 00767 |
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統一コード | 5G185-0000-023-162 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ||||
所要日数 | 2~4 |
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検査方法 | 蛍光抗体法 |
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基準値 | 10倍未満 |
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実施料 / 判断料 |
高値 | ■悪性貧血 ■萎縮性胃炎 ■慢性甲状腺炎 ■甲状腺機能低下症 |
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低値 | |
解説 | 胃壁細胞(パリエタル細胞;parietal cell)のマイクロゾーム分画に属する蛋白の自己抗体を抗胃壁細胞抗体という。ASMAの対応抗原は胃壁細胞のH+・K+ -ATPaseとされ、ASMAは同じ胃壁細胞由来の内因子(ビタミンB12と結合して腸管からの吸収に働く)に対する抗内因子抗体とは異なるものである。 本検査は基質としてラット胃(およびラット腎)を用い、段階希釈した患者血清を反応させた時に陽性反応を示す最大希釈倍数を抗体価として判定する。 ASMAは、抗内因子抗体と同様、悪性貧血では高率に陽性となる。ただし疾患特異性がなく他の疾患でも陽性となるので、本抗体陽性のときは胃疾患を伴っている可能性を考えてみるべきである。悪性貧血を疑う場合には抗内因子抗体と同時に測定することが望ましい。また、慢性甲状腺炎(橋本病)や甲状腺機能低下症の一部で陽性が多い、との報告もある。 |
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