検査項目名称 | IgM-FTA・ABS法 定性 | |||
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コード | 00910 |
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統一コード | 5E080-1351-023-161 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ||||
所要日数 | 3~4 |
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検査方法 | 蛍光抗体法 |
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基準値 | 陰性 |
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実施料 / 判断料 |
高値 | (陽性) ■梅毒 (疑陽性) ■全身性エリテマトーデス ■ウイルス感染症 ■レプトスピラ |
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低値 | |
解説 | 梅毒はTreponema pallidum (Tp)の感染によって生じる性感染症である。皮膚、 粘膜の発疹や臓器梅毒の症状を呈する顕症梅毒と、 症状は認められないが梅毒血清反応が陽性である無症候梅毒に分けられる。 梅毒血清反応には2種類の方法がある。非トレポネーマ抗原(ウシカルジオリピン)を用い、患者血清中の抗カルジオリピン抗体を検出する方法(Serological Test for Syphilis:STSと呼ばれる方法で、RPR法がこれに属する)と、トレポネーマから得られた抗原を用いて特異抗体を検出する方法(TPHA法とFTA-ABS法)とがある。STSは非特異的反応であり、いわゆる生物学的偽陽性(biological false positive:BFP)が生じ易い方法であるが、梅毒感染の第1期(約4週以内)に陽性となり得るので、早期発見という長所がある。これに対し、TPHA法やFTA-ABS法は、特異性は高いが感染後の陽転時期がSTSに比べてやや遅い。そこで検査の感度、特異性ならびに迅速性からRPR法とTPHA法の2法の組合せが主流になっている。最終的な確認試験としては、FTA-ABS法を用いる。とくに感染初期を疑うときはIgM-FTA-ABS法を行う。 |
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