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感染症・ウイルス

検査項目名称 ツツガムシ抗体半定量
ギリアムIgM
コード 04385
統一コード 5E129-0000-023-162
検体必要量(mL)容器 / 保存
血清 0.2
B-1 S-1
採取条件・提出条件 / 備考
所要日数 3~5
検査方法 蛍光抗体法
基準値 10倍未満
実施料 / 判断料 203 判免 ※

容器画像

コンペンジウム

高値 ■ツツガ虫病
低値
解説 ツツガムシ病はオリエンティア・ツツガムシ(Orientia tsutsugamushi)を起因菌とするリケッチア症であり、ダニの一種ツツガムシによって媒介される。潜伏期は5~14日で、発熱、刺し口、発疹の徴候がおよそ90%以上の患者にみられる。高熱が2週間以上も続き、高率な死に至る病気であるが、その早期診断によって適切な抗生物質(テトラサイクリン、クロラムフェニコールを投与。なおβ-ラクタム系抗生物質は無効である。)を使用すると劇的に治癒する。
蛍光抗体法では、IgG抗体とIgM抗体の分別測定が可能であり、とくにIgM抗体の測定が早期診断に役立つ。本菌には血清型が存在し、本法では標準3株といわれるGilliam(ギリアム)、Karp(カープ)、Kato(カトー)の3株を使用している。
感染の有無の確認には、急性期血清でIgM抗体が有意に上昇している時、あるいは、急性期と回復期のペア血清で4倍以上の上昇を確認する必要がある。

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補足情報

●CF法、HI法、NT法、FA法など、希釈倍数を報告する項目の基準値は、便宜上、「最低希釈倍率」で表示しています。
ツツガムシ抗体半定量 各株(菌株)ごとに算定する。

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