検査項目名称 | プロカルシトニン定量 (PCT定量) |
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コード | 05762 |
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統一コード | 5C215-0000-023-053 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | ビオチンを投与している患者(1日の投与量5mg以上)からの採血は、投与後、少なくとも8時間以上経過してから実施してください。 |
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所要日数 | 2~3 |
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検査方法 | ECLIA法 |
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基準値 | 0.05以下 ng/mL |
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実施料 / 判断料 | 276 判生Ⅰ ※ |
高値 | ■全身性細菌感染症 ■敗血症 |
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低値 | |
解説 | プロカルシトニン(Procalcitonin:PCT)はカルシトニンの前駆蛋白として甲状腺のC細胞において生成される。重症の全身性細菌感染や敗血症で血清中のPCT濃度が著明に上昇する。発熱病態に細菌感染が関係するか否かを客観的に判断するために、血清PCT 濃度が測定されている。血清PCT は敗血症や腹膜炎などの重症の全身性細菌感染症で著明に上昇を示す一方、重症外傷や侵襲的手術などではわずかな上昇にとどまる。PCTの濃度は感染による炎症の度合いを反映するので、もし敗血症ショック、多臓器機能不全症候群(MODS)、または重篤な細菌感染症におけるように、PCTが既に高濃度のときは、PCT濃度の経過観察は予後判定に有用である。従来困難とされていた小児、特に新生児の敗血症の早期診断にもPCTが有用である。 |
※プロカルシトニン(PCT)定量 敗血症(細菌性)を疑う患者を対象として測定した場合に算定できる。ただし、エンドトキシン検査又はプレセプシン定量を併せて実施した場合は、主たるもののみ算定する。
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