検査項目名称 | (1→3)-β-D-グルカン | |||
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コード | 02076 |
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統一コード | 5E151-0000-019-271 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 検体は無菌的に採取し採取容器をご提出ください。結果判定法は補足情報参照必ず指定容器をご使用ください。 |
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所要日数 | 2~4 |
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検査方法 | 発色合成基質による比色法 |
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基準値 | 20.0以下 pg/mL |
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実施料 / 判断料 | 195 判免 ※ |
高値 | ■深在性真菌症(カンジダ症、アスペルギルス症、クリプトコッカス症) ■カリニ肺炎 |
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低値 | |
解説 | 血液疾患をはじめとする易感染症宿主における深在性真菌感染症の増加が注目されている。深在性真菌感染症にはその適切な早期の診断法が確立されていないため、血清診断の分野で真菌個々の菌体成分や抗原検出法などの検査法が行なわれている。 (1→3)-β-Dグルカンは接合菌を除いたすべての真菌の細胞壁の骨格を構成する多糖体である。しかも細菌、ウイルスといったそのほかの病原微生物にみられない真菌に特徴的な物質である。これを血漿中に証明できれば深在性真菌感染症を疑う1つの証拠になる。(1→3)-β-Dグルカンは真菌全般に共通に含まれる成分であるため菌種の同定は不可能であるが、多種多様な菌種による深在性真菌感染症が発生する可能性があるため、本法は深在性真菌感染症のスクリーニングに有用である。 また、抗真菌剤による臨床症状の改善によって(1→3)-β-Dグルカンが低下するので、深在性真菌感染症の診断、治療の経過観察や治療効果判定にも有用な検査である。 |
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