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感染症・ウイルス

検査項目名称 UBT/ピロニック(尿素呼気試験)
使用診断薬 ピロニック
コード 02722
統一コード 6Z100-0000-098-203
検体必要量(mL)容器 / 保存
呼気 12mL 前・後 各2本
UBT
採取条件・提出条件 / 備考 感染診断用剤(ピロニック)の用法・用量及び使用上の注意をご確認の上、服用ください。また、呼気の採取方法は採取容器(チューブ)に添付している説明書をご確認ください。
所要日数 3~4
検査方法 GC-MS法
基準値 ピロニック服用10分後の⊿13C(投与前との差)3.0‰(パーミル)未満を(-)
実施料 / 判断料 70 判微

容器画像

コンペンジウム

高値 ■ヘリコバクター・ピロリ感染症
低値
解説 ヘリコバクター・ピロリは人の胃粘膜に棲息する螺旋型のグラム陰性桿菌である。本菌が慢性胃炎や消化性潰瘍患者に感染が高頻度に見られること、抗生物質により胃、十二指腸潰瘍が治癒されることなどからヘリコバクター・ピロリと胃疾患との因果関係が注目されている。特に、胃癌との関係も示唆され感染の有無を検査することは臨床的に重要な意味をもつ。
本法は、ヘリコバクター・ピロリの感染を、呼気中の成分から診断する検査です。胃内は胃酸により強酸性であるが、ヘリコバクター・ピロリは強いウレアーゼ活性を持っており、尿素をアンモニアに分解することによって、胃内の強い胃酸存在下でも菌の周囲を中性に保ち、胃の中に存在している。このウレアーゼ活性を利用してヘリコバクター・ピロリを検出するのが尿素呼気試験である。ヘリコバクター・ピロリ感染の診断や除菌効果の判定に有用である。

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