検査項目名称 | アデノ 3型/NT |
|||
---|---|---|---|---|
コード | 04815 |
|||
統一コード | 5F153-1430-023-151 |
|||
検体必要量(mL)容器 / 保存 |
|
|||
採取条件・提出条件 / 備考 | ●補足情報参照 |
|||
所要日数 | 8~14 |
|||
検査方法 | NT法 |
|||
基準値 | 4倍未満 |
|||
実施料 / 判断料 | 79 判免 ※ |
高値 | ■急性熱性咽頭炎 ■咽頭結膜熱 ■急性呼吸器症 ■流行性角結膜炎 ■急性出血性膀胱炎 |
---|---|
低値 | |
解説 | アデノウイルス( Adenovirus )は、A~F群の6亜群に分類され、51の血清型がある。その型により感染部位が異なり、咽頭炎、扁桃炎、呼吸器疾患、咽頭結膜熱、流行性角結膜炎などの眼疾患、胃腸炎などの消化器疾患、出血性膀胱炎などの泌尿器疾患、肝炎、膵炎や脳炎にいたるまで、多彩な臨床症状を引き起こす。多くのアデノウイルスは、潜伏期は5~7日で、感染経路は便、飛沫、直接接触による。急性熱性咽頭炎(1、2型)は小児に多く、散発的に発生する。咽頭結膜熱(3、7型)は、夏に流行し、学童がプールを介して(プール熱)感染する。流行性角結膜炎(8型)は日本人に多く流行する。急性出血性膀胱炎(11型)は学童期に散発的に発生する。春~夏に多い。乳幼児の急性気道感染症の10%前後がアデノウイルス感染症と言われ、アデノウイルスは小児で重要な病原体である。 血清学的診断では急性期と回復期のペア血清を用い、CF法、NT法などが行われる。CF法は感度の点でやや劣り、しかも血清型の特定はできない。 アデノウイルスは年中不顕性感染をくり返しているので、低い抗体価は一般に高率にみられる。したがってかならずペア血清で測定し、抗体価の4倍以上の上昇を確認する必要がある。 |
●ウイルス抗体価のご依頼・ご提出にあたって 急性期(発病2~7日)と回復期(2~3週)の検体を同時測定し、回復期の抗体価が急性期の結果の4倍(2管差)以上に上昇したとき、血清学的に有意とみなします。急性期の検体は凍結で提出してください。
◇ウイルス検査の依頼コード、検体必要量については補足情報のウイルス検査一覧表をご参照ください。 (髄液でのご依頼も可能です。)
●CF法、HI法、NT法、FA法など、希釈倍数を報告する項目の基準値は、便宜上、「最低希釈倍率」で表示しています。
※血清中ウイルス抗体価(定性・半定量・定量) 79 点(判断料 免疫学的検査)同一検体について8項目を限度として算定する。(対象となるウイルスの種類については補足情報の欄外をご参照ください。)又、同一検体について同一ウイルスに対する複数の測定方法を行った場合であっても所定点数のみを算定する。
| 前画面に戻る |
| 検査項目検索TOPへ戻る |
Copyright© BML,INC All Rights Reserved.