検査項目名称 | パルボウイルスB19抗体 IgG |
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コード | 03720 |
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統一コード | 5F011-1431-023-023 |
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検体必要量(mL)容器 / 保存 |
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採取条件・提出条件 / 備考 | 判定結果とともにインデックス値(抗体指数)を併記しますが、これはウイルス抗原に対する抗体の反応の強さを表します。 |
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所要日数 | 2~3 |
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検査方法 | EIA法 |
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基準値 | ●3 補足情報参照 |
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実施料 / 判断料 |
高値 | ■伝染性紅斑 ■溶血性貧血疾患 ■胎児水腫 |
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低値 | |
解説 | ヒトパルボウイルスB19は、パルボウイルス科エリスロウイルス属のウイルスである。伝染性紅斑(リンゴ病)のほか紫斑病、リウマチ様関節炎、溶血性貧血疾患、胎児水腫など幅広い疾患の原因となっている。 ほとんどのヒトの場合、感染の約1週間後に軽度のウイルス血症が起こり、7~10日間続き、それに伴って発熱、頭痛、悪寒、咽頭痛やかゆみなど軽い症状があり、ほとんど症状を伴わない赤血球形成不全も起こす。 ヒトパルボウイルスB19は赤芽球系前駆細胞を標的細胞としており、赤血球の正常な産生に支障を生じる。高度の赤血球産生状態、あるいは赤血球の破壊が増加状態にある患者(球状赤血球症などの慢性溶血性貧血症の患者)では、一過性のAplastic Crisis(重症の溶血性貧血を主症状とする)を起こすことが報告されている。免疫抑制状態にある患者(遺伝的免疫不全者、化学療法中の急性リンパ性白血病患者やAIDS患者など)への感染ではウイルス血症は長期間つづき、重度の貧血、さらには生命をおびやかす場合もあるとされている。 血清学的診断は、急性期と回復期のペア血清について酵素抗体法によりIgG抗体の上昇を確認するか、急性期にIgM抗体を検出することで診断する。 |
◇ウイルス検査の依頼コード、検体必要量については補足情報のウイルス検査一覧表をご参照ください。 (髄液でのご依頼も可能です。)
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