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感染症・ウイルス

検査項目名称 水痘・帯状ヘルペス抗原
(VZV抗原定性)
コード 07709
統一コード 5F193-1410-094-161
検体必要量(mL)容器 / 保存
細胞固定 スライド
H-D
採取条件・提出条件 / 備考 採取法は補足情報をご参照ください。
所要日数 2~3
検査方法 蛍光抗体法
基準値 (-)
実施料 / 判断料 227 判免

容器画像

コンペンジウム

高値 (陽性)
■水痘、帯状疱疹
低値
解説 水痘は、水痘帯状疱疹ウイルス(VZV)によって起こる急性の伝染性疾患である。水痘帯状疱疹ウイルスはヘルペスウイルス科αヘルペス亜科に属するDNA型ウイルスです。抗体陰性のヒト、主に小児に初感染し水痘を起こす。水痘帯状疱疹ウイルスは伝播力が強く、ヒトからヒトへ空気感染および接触感染により広がり、その潜伏期間は10~21日(多くは2週間程度)である。一般的な臨床経過としては軽い発熱、倦怠感、発疹で発症する。発疹は全身性で掻痒を伴い、紅斑、丘疹を経て短時間で水疱となり、痂皮化するのが特徴である。初感染からの回復後は終生免疫を得る。
一方、帯状疱疹は主として成人以降に出現する末梢神経系の急性感染症で、このウイルスは、水痘の原因にもなる。水痘が治った後に、このウイルスは後根神経節に残っていて、再び活性化された時に1本の神経支配領域に添って皮膚の痛みや変色、特徴的な線状の疱疹が出現する。
本検査は塗末標本から蛍光抗体法で直接特異抗原を検出するものであり、VZV感染症の診断に有用である。

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