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感染症・ウイルス

検査項目名称
HBs抗体/CLIA
コード 00744
統一コード 5F016-1430-023-051
検体必要量(mL)容器 / 保存
血清 0.6
B-1 S-1
採取条件・提出条件 / 備考
所要日数 1~3
検査方法 CLIA法
基準値 (-)10.0未満
mIU/mL
実施料 / 判断料 88 判免 ※

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容器画像

コンペンジウム

高値 ■B型肝炎
低値
解説 HBs抗体/CLIAは、標識に化学発光物質を用いた高感度測定法である。その発光強度は検体中のHBs抗体量に比例するため、HBs抗体の定量が可能であり、結果は、WHOの標準品で較正されたmIU/mLで表わされる。
HBs抗体は、HBV粒子の表面を被う外殻蛋白であるHBs抗原に対する抗体であり、防御抗体として働く。肝細胞から血中に放出されたHBV粒子を捕獲して、HBs抗原と免疫複合体を形成した後に網内系に貪食される役割を果たす。HBs抗体が血中で測定されるのはHBs抗原が消失した後で、HBS抗体陽性の結果は、HBVの感染を受けた後の感染既往かまたはワクチン接種後を意味する。但し、HBs抗原と同時に検出されることがあり、この場合にはほとんどが防御抗体ではないHBs抗体であり、感染は継続しているため注意が必要である。ワクチン接種によって陽性となったHBs抗体は経年的に抗体価が減弱する。HBV感染症においてはHBs抗体は感染既往を示すマーカーであるが、極度に免疫能が低下した場合には肝臓内に潜んでいたHBVが再活性化することがある。このため、移植あるいは化学療法や免疫抑制療法などの患者を対象とする場合に限っては、HBs抗原陰性、HBs抗体陽性であっても再活性化のリスクを有する群として扱う。

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補足情報



HBs抗原、HBs抗体、HBc抗体半定量・定量 免疫抑制剤の投与や化学療法を行う患者に対して、B型肝炎の再活性化を考慮し、当該治療開始前に各検査を同時に測定した場合は、患者1人につきそれぞれ1回に限り算定できる。

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