検査項目名称 | HBe抗体/CLIA |
|||
---|---|---|---|---|
コード | 00688 |
|||
統一コード | 5F019-1430-023-051 |
|||
検体必要量(mL)容器 / 保存 |
|
|||
採取条件・提出条件 / 備考 | ||||
所要日数 | 1~3 |
|||
検査方法 | CLIA法 |
|||
基準値 | (-)阻害率50.0%未満 |
|||
実施料 / 判断料 | 98 判免 |
高値 | ■B型肝炎 |
---|---|
低値 | |
解説 | HBe抗体は、HBe抗原に対する抗体である。HBe抗原陽性の初期から血中にはHBe抗体も存在するがバランスの関係でHBe抗原が減少しなければ検出できない。肝炎を発症した場合にHBe抗原の減少とともに陽性となり、多くの場合にはこの状態でウイルスの増殖は抑えられ、肝炎は鎮静化する。このHBe抗原からHBe抗体への移行(いわゆるセロコンバージョン)は、HBVのpre-Cまたはコアプロモーター領域の変異によってHBe抗原の産生が著しく抑制されたウイルスに置き換わる現象の結果である。この変異株ウイルスは増殖した場合には急性肝不全など重症肝炎を発症することがあるため注意が必要である。 B型慢性肝炎において、HBe抗体が陽性となった多くの患者で肝炎は鎮静化に向かう。しかし、HBV由来の肝細胞癌の多くはHBe抗体陽性となった後に発症しており、HBe抗体が陽性となった後も肝病変の進展を防ぐためには、HBV-DNA量を低い状態で維持することが重要である。 |
| 前画面に戻る |
| 検査項目検索TOPへ戻る |
Copyright© BML,INC All Rights Reserved.